世界観

物語の舞台

科学技術がそこそこ発達した世界。特殊能力を操る”魔術師”と呼ばれる人間たちが集まるイシスアセトという国が舞台。
魔術師は世界全体で見れば少数。イシスアセトは、科学が発達するにつれて居場所を失った魔術師たちが集まって建てた国。歴代国王は女性が多い。
何も無い痩せた土地に作られた国だが、インフラが全て魔術で整備されているため生活するのに困ることは無い。国全体を結界が覆っている。月の満ち欠けによって魔力のバランスが揺らぐと国内で魔物が出やすくなる。

この世界の”外側”に並行して別世界が存在するらしいとも言われているが、詳細を知るものはいない。

この世界における月の影響

この世界は月の満ち欠けで魔力バランスが変わる。
新月の夜にはこの世界全体を包む月の結界が薄くなり”外”の影響を受けやすくなるため、ある人物が一晩中”歌”を歌い続けることで世界を守っている。この歌は普通の人には聞こえず、ごく限られた魔術師のみが認知することができる。
新月の夜には魔術師の力が思わぬ変化を起こすことがある。

魔術について

この世界に充満する見えない「魔力」と呼ばれるものを体内に取り込み、術式を組み立て、術として発現させる。基本は詠唱、魔術陣の発現など発動までに必要なプロセスを踏む。

基本プロセスは
①魔力をインプット(魔術陣の発現)
②術式の組み立て
③魔術としてアウトプット(詠唱や動作などを必要とする場合が多い)

熟練の魔術師であれば、③の動作を必要としない者もいる。
さらに上位術者には①の魔術陣を必要としない者が存在し、これを”陣無しの魔術師”と呼ぶ(単に”陣無し”とも)。これらの魔術師は魔力を自身の体内に貯めておくことができるため魔力のインプットを行わずに術式の組み立てができる。そのため通常より魔術の発動までに掛かる時間が短い。(※魔力は本来人体に影響を及ぼすため貯蔵はしない。そのコントロールを完璧に行える者のみがこれを可能とする。)
この両方該当する者は多くはなく、そのほとんどは生まれつきではなく訓練を受けて会得している。

また、魔術とは違う力を持つ者が国内にほんの僅かに存在するが、詳細不明。発動原理が違うため、上位術者にもその発動は感知することが出来ない。

ウライオス

国王直属部隊。王都に本部があり、そこを唯一の拠点として活動する。
王族周りの業務をする人員と、戦闘部隊が存在することは知られているが、具体的にどのような任務を請け負っているかについては一般市民は知らない。

基本の隊服は黒地に金のダブルボタンのコート。上着の丈や裏地は人によって違い、インナーや靴は自由。正装時は軍帽とマントを着用し、全員コートはロング丈。シャツとタイを着用。

【第一部隊】
国王や王族の護衛や補佐をする。国王(やその周辺の人)の傍に常についていることが多く、側近など特殊なポジションにつく者は普段は隊服を着用せず、フォーマル風の服装をしている。
重要な役職に就くものは実力とともに家系が重要視されており、入隊試験を受けずに部隊側から声が掛かることも多い。

【第二部隊】
有事の際に即出動する戦闘部隊。魔物討伐、第一部隊と共に王族の護衛など戦闘力が求められる場面で活躍する。一部隊員は犯罪組織、危険人物などを秘密裏に排除するための任務につく。
魔術師学校から入隊試験を受ける者がほとんど。現在隊員内で密かに「ツートップ」と呼ばれる主戦力のゲラルト・シェズム(部隊長)、マベ・マヘスともに魔術師学校からではなく野良で入隊試験を受けた経緯がある。

※ウライオスの他にイシスアセトには軍部が存在する。魔術師、非魔術師どちらの隊員も居るが、ウライオスの試験を落ちて軍所属になった者もいるため、ウライオスに対して対抗意識を持つ人間も少なからずいる。